ハンドメイド作家さんの為の売れるお店講座

店舗やイベントに出展される作家さんを、企業やショールーム、店舗などを手がける装飾のプロがサポートします!

2.ディスプレイについて /小物いろいろ・キッチン

SHOPやお家をいろいろと見回していると、(時にはお散歩中にも)ディスプレイに使えるものがたくさんあります!

毎日、少しずつ説明します。


キッチンまわり

お皿・まな板・ストーンディシュ・コップ・ストロー・プラスチックカップ
トレイ・シャーレ

手持ちのシンプルなお皿にコースターやキッチンペーパを敷く。
木のまな板に白い麻のリネンを敷いて作品を並べる。


流行りのストーンプレートはディスプレイ小物の優れもの。アクセサリーはもちろん、ジャムやクッキーなどを並べたり、試食用やギフトパッケージを置くのにも。マットな黒はどんな色も引き立てます。ストーンは白いチョークで直接書いてPOP代わりにするのもいい!



透明プラスチックカップやペーパーカップは、パーティのケータリングのように並べる。糸など形が定まらないものを整列させるのにも便利。

                   


こんなカップにぬいぐるみ入れたり。




OPP*でくるんでリボンすればそのままラッピングにも使えそう。

   




木やアイアンのトレイは、同じサイズを幾つか並べて、作品を種類別に置く。

意外とおすすめなのが、実験用品。
シャーレやビーカーなど実験用、業務用ビンなどは形がシンプルで無駄のないデザインが多いのでスタイリッシュなイメージに。

           


海外のパーティグッズの揃うChubby Cheeksさん。
紙とは思えないほどのクオリティ。軽くて持ち運びにも便利です。


キッチンまわりだけでもこんなにいろいろ。


特別なものとしてではなく、日常生活でも使えたり、ラッピングにもできたり持ち運びが楽など使いやすいアイテムがたくさんあります。



*OPP 
ギフトラッピングや商品の包装に使う透明度の高いビニール袋。
シモジマさんのが有名です。

2.ディスプレイについて
  
ディスプレイ小物


何を使ってディスプレイしたらいいんだろう、と悩んでしまうことありませんか?


実は、身の回りにあるもので展示台やディスプレイに使えるものはいろいろあります。


ディスプレイに使えるものヒント
キッチンまわり  
布もの      
インテリア小物  
化粧雑貨 


箱いろいろ
自然のもの
ホビー素材
DIY素材



ちょっと考えただけでもいろいろあって目まいがします。
ディスプレイに使っているこのお皿は売り物ですか? 
とお客様に聞かれたらアウトです。
作品がますます引き立つ名脇役を探しましょう!


何か使えるものはないかな?
と家の中を歩いてみてください。


明日はもう少し具体的な使い方を考えてみます。

2.ディスプレイについて 
什器


世界観について考えてみました。


そして次に悩ましいのが什器。



作品と什器やお店の雰囲気に統一感があると世界観が表現できて、
ブース全体に魅力が出ます。



什器を選ぶ時のポイントです。


・素材感     作品を引き立てる素材を選びます。どんな素材が似合うのか考えてみます。


    リネン ・・・ツヤはなくマットで粗め  ナチュラル 
 アクリル・・・クリアーで光を反射 高級感
 プラスチック・軽く壊れないので扱いやすい カジュアル
    アイアン・・・重厚感 高級感 本物感
 木・・・・・・木の板や箱型、色によりイメージは変わる万能アイテム
        ケースとして持ち歩きができるものもあり
 ガラス・・・・すりガラス、色ガラスなど  アンティーク 繊細 
 自然素材・・・流木や古材など  動きや高さが出せる 
    


・形
 例えば、ネックレスは平置きよりも吊り下げた方がたくさん飾れます。
 指輪は平置きの方が手に取りやすいかもしれません。
 また*ひな壇にすると奥に置いた作品もよく見えます。


 どんな形が飾りやすいか、手に取りやすいか、考えてみます。



100均をおすすめしない理由。
安価で手軽に探すこともできますが、大切な作品にふさわしいでしょうか?


100均のものを什器に使用する場合、下に入れる*アンコにするとか、
何かと組み合わせて正体がばれないようなするとか。



以前すごく素敵なアクセサリー(@5000円くらい)を購入した時、とっても雰囲気のいい美人の作家さんが、お釣りを入れているのが100均のプラスチックケースで、領収書も100均のものでちょっとがっかりしたことがあります。
その方の背景が見えた気がして。
便利だし、いろいろあるし100均は本当にすごいのですが、お客様に見える場所には使用
しないのをおすすめします。
お客は夢も買っています。


どんな風に並べて、何をどんな風に見せたいのかを考え什器の素材と形を選びましょう。


並べ方いろいろは次回。



✳︎ひな壇
おひな様のように、階段状に奥を高くするディプレイ方法
もともとひな壇になっている什器もあれば、下に置くもので高さを調節し段差をつけて
ひな壇状にすることもある。


✳︎アンコ
バックや帽子の型崩れ防止用に入っている紙や、膨らんでいる形を作ったりする時に見えないように入れるビニールなどのこと。