ハンドメイド作家さんの為の売れるお店講座

店舗やイベントに出展される作家さんを、企業やショールーム、店舗などを手がける装飾のプロがサポートします!

2.ディスプレイについて 
什器


世界観について考えてみました。


そして次に悩ましいのが什器。



作品と什器やお店の雰囲気に統一感があると世界観が表現できて、
ブース全体に魅力が出ます。



什器を選ぶ時のポイントです。


・素材感     作品を引き立てる素材を選びます。どんな素材が似合うのか考えてみます。


    リネン ・・・ツヤはなくマットで粗め  ナチュラル 
 アクリル・・・クリアーで光を反射 高級感
 プラスチック・軽く壊れないので扱いやすい カジュアル
    アイアン・・・重厚感 高級感 本物感
 木・・・・・・木の板や箱型、色によりイメージは変わる万能アイテム
        ケースとして持ち歩きができるものもあり
 ガラス・・・・すりガラス、色ガラスなど  アンティーク 繊細 
 自然素材・・・流木や古材など  動きや高さが出せる 
    


・形
 例えば、ネックレスは平置きよりも吊り下げた方がたくさん飾れます。
 指輪は平置きの方が手に取りやすいかもしれません。
 また*ひな壇にすると奥に置いた作品もよく見えます。


 どんな形が飾りやすいか、手に取りやすいか、考えてみます。



100均をおすすめしない理由。
安価で手軽に探すこともできますが、大切な作品にふさわしいでしょうか?


100均のものを什器に使用する場合、下に入れる*アンコにするとか、
何かと組み合わせて正体がばれないようなするとか。



以前すごく素敵なアクセサリー(@5000円くらい)を購入した時、とっても雰囲気のいい美人の作家さんが、お釣りを入れているのが100均のプラスチックケースで、領収書も100均のものでちょっとがっかりしたことがあります。
その方の背景が見えた気がして。
便利だし、いろいろあるし100均は本当にすごいのですが、お客様に見える場所には使用
しないのをおすすめします。
お客は夢も買っています。


どんな風に並べて、何をどんな風に見せたいのかを考え什器の素材と形を選びましょう。


並べ方いろいろは次回。



✳︎ひな壇
おひな様のように、階段状に奥を高くするディプレイ方法
もともとひな壇になっている什器もあれば、下に置くもので高さを調節し段差をつけて
ひな壇状にすることもある。


✳︎アンコ
バックや帽子の型崩れ防止用に入っている紙や、膨らんでいる形を作ったりする時に見えないように入れるビニールなどのこと。