ハンドメイド作家さんの為の売れるお店講座

店舗やイベントに出展される作家さんを、企業やショールーム、店舗などを手がける装飾のプロがサポートします!

1.世界観の作り方
 
アイキャッチ

"世界観"大事です。


何度も繰り返してすいません。


でももっと大事なことは気づいていただくこと。
そこに作品があることに気づいていただかないと何も始まりません。


だからアイキャッチが一番大事です。


アイキャッチとはその名の通り、パッと見て目に入ってきてしまうもの、
"見てほしいもの" はなく、"見てしまうもの"です。


アクセサリーなど小さな作品の場合、看板やPOPやポスター、
またはモビールなどに吊って動きのあるディスプレイにする、
ナチュラルイメージならば、大きな流木を立てる、
アンティークならばトランクや古材を利用してみる。


フラッグや、バルーン、高いところにぬいぐるみ、
黄色のクロス、スポットライトや、光の変化するLEDライト、


作品やイメージによって本当にたくさん考えられるので一言で表現するのは難しいのですが、とにかく気づいてもらうのがとっても大事です。


もちろん、作品自体をアイキャッチに、他の作品よりも大きいものや目立つ色でも何点か作ってみる、帽子につけてみる、(遠くからでも見えるように)などでもOKです。
意識してアイキャッチになるものを作ったり置いたり飾ったりしましょう。



ブースから離れて入り口に立って見た時、意識しなくてもあなたのブースに目がいってしまう、


そんなアイキャッチが必要です。

1.世界観の作り方 
テーマカラー


世界観のイメージができたら次のステップはテーマカラーです。



世界観のイメージを言葉にすると、


ナチュラル
モダン
シンプル
クラシック
アンティーク
賑やか
未来的
キラキラ
可愛い
ふわふわ
かっこいい
スタイリッシュ



などなどあります。


そしてそのイメージを表すブースのテーマカラーを考えます。




アースカラー
モノトーン
カラフル


などの大きなカラーイメージを決めて



ナチュラル=白ベースに明るい木目 挿し色はグリーン


とか


クラシック=麻色とこげ茶が基本で挿し色はマスタードイエロー


とか


モード=黒をベースに透け感のある白を使って高級感



などブースのテーマカラーと挿し色を決めます。



よくあるもったいないパターンは、作品とよく似た色をブースカラーにしてしまうこと。


世界観を表現するために作品と雰囲気の似た素材や色を選んでしまいがちですが、背景になる色や挿し色を上手に使わないと、肝心の作品がぼんやりしてしまいます。


イメージをふくらませてテーマカラーを決めると、ブース全体の雰囲気が作りやすくなります。

ファッションをコーディネートするように、エレガントなのかカジュアルなのかイメージを決めて色の組み合わせを考えます。


どんな色や素材の組み合わせが良いのか、はまた次回。

1.世界観の作り方 
イメージ

まずは世界観をイメージしてみること、大切です。


どんな作品でどんな想いで作っていてどんな風に使っていただきたいか、
を、五感で感じていただくのが世界観の表現です。


そして表現する第一歩はイメージすること。


世界観がはっきりとイメージできている方はそのままでOK。



自分の作品の世界観がいまいちよくわからないという方は、まずはどんな作品なのか、を考えてみましょう。


ポイントは俯瞰してみること。
自分自身や作品のイメージは、少し離れてみないと見えなかったりします。


ご家族やお友達、機会があるならお客様にも、
「このネックレス(ポーチでもお人形でも)、どんなところが好き?」
と質問してみましょう。


自分自身に質問してみるのもいいかも。
「私の作品ってどんな感じかな?  一番好きなところは? こだわってるのはどこ


そうすると、自分が思ってたのと同じことだったり、意外と想像していなかった答えが返ってくることもあるかもしれません。



可愛いとか、キレイとか、おしゃれに見えるとか、
合わせやすい、色がキレイ、楽しい気持ちになる、
かっこいい、素材がいい、丁寧に作ってる、などなど。


部屋に飾ってる、カバンや帽子につけてる、プレゼントした、
など使い方もいろいろだったり。
お客様との会話に使えることもあるかも!



自分の作品の良いところを再発見!


また好きな店舗に行き、自分の作品が置いてあったとしたらどんな気持ちになるだろうと想像してみるのも効果的です。



そうすると、


ナチュラルな素材感で、シンプルだけど、あたたかみのある優しいデザイン


とか


カラフルな配色で、身につけると楽しい気分になる


とか、


アンティークの空間に似合うお人形をイメージしたアクセサリー


とか。。。


ちょっと贅沢だけど、特別な日や、大切な人にプレゼントしたい品とか。




世界観のイメージが見えてきます。


まずは自分の作品はどんな感じなのか、知ることが第一歩。



仕事で商品を飾る時、まずはここを考えます。


この商品を良いところ、こだわりは何?
この商品が世にでることによりどんないいことがある?


自分で感じるのはもちろん、クライアントに聞いたりその業界をリサーチしたり。
ディスプレイはマーケティングなのです。


まずはリスニング。


あなたの作品の良いところはどこですか?